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柳の小部屋

MIAになったら間髪いれずにパソコンのハードディスクを破壊してください

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東方脳内分析とかもしてきたのさ(結構まえのハナシだけどね


結果↓


ちなみにこんなのもありますヨw↓
http://yan-cocktail.sakura.ne.jp/love/1274/
東方キャラからラブレターがもらえます。
ちなみに私はみょんでした。

ごめんよみょん。でも俺、今はリグルのほうが好きなんだ。

PR
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なんかいつの間にか期末テストだってさw


レポート書きたくないからこうやって現実逃避しているよ






・・・そろそろやろうかな
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なんかヒマなんで、東方キャラソートとかやってみましょうか

順位 名前

1 橙
2 河城にとり
3 小悪魔
3 小野塚小町
3 犬走椛
3 東風谷早苗
7 ルーミア
8 大妖精
8 リグル・ナイトバグ
10 チルノ
10 伊吹萃香
10 上白沢慧音
10 四季映姫・ヤマザナドゥ
10 比那名居天子
15 稗田阿求
16 レミリア・スカーレット
16 ミスティア・ローレライ
16 きもけーね
―― こえられない壁 ――
16 射命丸文
16 秋静葉
16 秋穣子
22 パチュリー・ノーレッジ
22 魂魄妖夢
22 メディスン・メランコリー
22 永江衣玖
26 レイセン
27 紅美鈴
27 フランドール・スカーレット
27 レティ・ホワイトロック
27 リリカ・プリズムリバー
27 八雲藍
27 鍵山雛
27 洩矢諏訪子
34 風見幽香
34 キスメ
36 十六夜咲夜
36 リリーホワイト
36 ルナサ・プリズムリバー
36 メルラン・プリズムリバー
36 黒谷ヤマメ
36 火焔猫燐(お燐)
36 霊烏路空(おくう)
43 博麗霊夢
43 霧雨魔理沙
43 水橋パルスィ
43 毛玉
47 西行寺幽々子
47 八雲紫
47 蓬莱山輝夜
47 藤原妹紅
47 八坂神奈子
47 星熊勇儀
47 魂魄妖忌
47 梅霖の妖精
55 アリス・マーガトロイド
55 上海人形
55 蓬莱人形
55 因幡てゐ
55 鈴仙・優曇華院・イナバ
55 ルナチャイルド
55 スターサファイア
55 森近霖之助
55 綿月豊姫
55 綿月依姫
55 宇佐見蓮子
66 八意永琳
66 マエリベリー・ハーン
68 大江戸爆薬からくり人形
68 お燐(にゃーん)
68 古明地さとり
68 名無し本読み妖怪(朱鷺子)
68 大ガマ
68 紅魔館のメイド
68 永遠亭の兎
68 レイラ・プリズムリバー
68 深山の大天狗
77 古明地こいし
77 サニーミルク
77 霧雨の親父さん
80 ゾンビフェアリー
80 ツチノコ


とまあこんな感じで。
各界のカリスマ勢がかなり順位低いwww

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そろそろ筋肉痛が引いてきましたよっと(遅

いやはや、隠居の身に過酷な運動は禁物だということですネw



なんか毎日のようにレポートが課されるんですケド、も う イ ヤ
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先日、センパイ方に連れられて7年ぶりにバスケしたんですが、「目指せ!もやしっ子化計画」進行中の私にはかなりハードな内容でした。


・・・・・・筋肉痛3日目です。
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せっかくの200⑨年なんで、三日坊主に定評のある私もブログなぞをつくってみたぜb
(ドンドンパフパフ♪)

ほとんど更新しない上にたいして面白いコトもないgdgd展開が目に見えるケドとりあえず、

ゆっくりしていってね!
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[[Fateシリーズ英霊・宝具元ネタまとめ]]

■セイバー
真名:アルトリア
出身:ブリテン王国
パラメータ 筋力:B 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:A++
 
―――――
□人物
―――――
 "騎士王"アーサー・ペンドラゴン。
 真名の由来は、アーサー(Arthur)の語源とされるローマの氏族名アルトリウス(Artorius)の女性型だと思われる。
 特に説明も必要ない気もするが騎士道物語『アーサー王物語』の(正式な)主人公。
 
 アーサー王物語は騎士道物語の王道だが、中世から語り継がれる中で他の騎士物語との融合と、語る側の様々な解釈とによって多くの派閥・派生があることで知られている。
 ここでは、その各派生を踏まえた上でのほとんどの派閥に共通する物語の軸に沿って、アーサー王伝説を紹介する。
 
  --以下『アーサー王伝説』のあらまし--

 アーサーは先代国王ウーサー・ペンドラゴンの正統な嫡男だが、不義の子であったためにその事実を隠されたまま育てられた。
 
 アーサーが15歳の頃、ウーサーの力も衰えブリテン各地では内乱が勃発していた。そんなクリスマスの日に、アーサーは真の王位を継ぐ者のみが抜くことができるとされる『岩の剣(カリバーン)』を抜いてしまう。そうして自身がブリテンの王だという事実を知ると同時にその運命を受け入れることとなった。
 王として即位した後、アーサーは自身を王と認めない周辺の王や、海を渡って攻め入る蛮族と戦い続け、遂にはブリテン島を統治することに成功したのだった。
 
 戦に勝利したアーサーは、とある諸侯の妃モルゴースと惹かれあい、関係をもってしまう。だがアーサーは知らなかった。モルゴースは父親違いのアーサーの実の姉だったのだ。この時できた子供はモードレッドと名付けられた。
 やがてアーサーは甥のガウェインやフランスから来たランスロットなど、諸侯の騎士を城に迎え入れ、円卓の騎士団を結成した。集められた騎士の中にはアーサーとモルゴースの子、モードレッドもいたが、アーサーもモードレッドも、互いが親子だという事実を知ることはなかった。
 
 この頃、アーサーには美しい妃グィネヴィアがいたが、彼女は円卓の騎士の一人であるランスロットと恋に落ちてしまう。
 モードレッドの策略によりランスロットとの不義の仲が周囲にバレてしまったグィネヴィアは、法により火炙りにされることになった。処刑が行われる瞬間に、ランスロットはなんとかグィネヴィアを助け出すことに成功する。だがその際にガウェインの兄弟2人を殺してしまったのだった。
 ランスロットはグィネヴィアをアーサーの元へと帰し祖国フランスへ逃げたが、弟を殺されたことにガウェインは怒り狂い、アーサーにランスロットとの戦争を進言する。アーサーはガウェインの怒りを抑えることができず、しかたなくフランスへと出兵した。
 
 そんな時、アーサーからブリテンの留守を任されていたモードレッドが反逆の旗を掲げた。アーサーは急いでブリテンへと戻り、モードレッドと激しい戦いを繰り広げた。
 戦いの末、アーサーはモードレッドを殺したが、同時に瀕死の重傷を負ってしまう。
 死期を悟ったアーサーは「私はこれからアヴァロンへ行き傷を治す」と言い遺し、小船に乗って霧の中へ消えていった。
 
  ------------------------------------
 
 ほとんどの派閥の物語はここで終わっているが、後にカムランの戦いと呼ばれるこの内乱が国内に与えた被害の大きさに加え、アーサーという権力の象徴がなくなったことによって、この後ブリテン王国は崩壊してしまう。
 
 アーサー王の女性説の初出が何れなのかは判らないが
・王として即位する
・グィネヴィア、ランスロットとの三角関係
・自らの不義の子と戦い、結果的に国を滅ぼしてしまう
という物語の核となる要素の関係で、架空の人物だとしても女性だったとは少々考え難い。だがFateシリーズ内でも、最初は皆アーサーが女性であったことに驚くがすぐに慣れているようなので、こちらが気にすることではないのかもしれない。
 
 伝説のアーサー王が"ハラペコ王"だったという逸話は聞かないが、円卓の騎士が聖杯探索を始めるくだりで、「ある日、王と宮廷の人々が夕食につこうとしたときに、大きな雷鳴と共に聖杯が現れた。聖杯は見たことも無いような料理や飲み物を騎士たちに与えるとたちまちに消えてしまった。王は即座に円卓の騎士たち全員に消えてしまった聖杯を探してくるように命じる。」といった流れがあるので食べ物に貪欲だと設定されたのかもしれない。
 
―――――
□能力
―――――
 Fateシリーズ内では「生まれながらにして竜の因子を持つため莫大な魔力を魔術回路なしで使用できる」という設定だが、アーサー王自身に特に元ネタは見当たらない。おそらくファミリーネームの『ペンドラゴン』が大いなる竜(=竜王)を意味することからきたのだろう。
 セイバーは竜の因子の影響で魔力で編まれた鎧を纏ったり魔力で身体能力を強化したりといったことができるが、この設定もアーサー王自身には見られない。
 
 アーサーは乗馬が得意であったという逸話からなのか、セイバーは騎乗スキルをもっており、これにより直感的にあらゆる「乗り物」を操縦できるらしい。そういうのはライダークラスの特権ではないのだろうか。
 
―――――
□宝具『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』
―――――
 王として即位したアーサーは、選定の剣カリバーンを自らの剣として各地での戦を駆けた。
 だが戦いの中でカリバーンは折れてしまう。まだ王として未熟だったアーサーを賢王へと導いていた魔術師マーリン・アンブロジウスは、アーサーをある湖へと連れて行った。マーリンの指示に従って湖畔を進むと、湖の真ん中から一本の乙女の手が伸びており、そこには輝く一振りの剣が握られていた。
 これがエクスカリバーである。
 地下に住まう妖精鍛えられたこの剣の刀身は、どれだけの血を浴びても錆びることがなく、七色に輝き、その光は30本分の松明に等しいと云われた。
 
 Fate内では魔力を光の断層として放出する、セイバー剣および真名解放した際の技の名前。あまりの威力に使用しただけで周囲の建物などを破壊してしまうため、ほとんど使われない。星に鍛えられた神造兵装といった設定になっているが、だいだい合ってる。
 
 ちなみに、中世以前の伝説に登場する名剣や魔法剣は大抵が小人か妖精によってつくられ、どれだけ酷使しても刃が錆びず、どれも決まって刀身から目映い光を放つ。
 
 
 どうでもいい話だが、Fate内での魔術師マーリンは老後を満喫するいたずら好きの困ったじいさんだが、アーサー王伝説内でのマーリンは宮廷魔術師としてアーサーを導き支えるガンダルフのような頼れる人なのに、最期は愛した女に騙されて塔の上に閉じ込められて死ぬという可哀相な一面もある。セイバーも許してやってほしい。
 
―――――
□宝具『風王結界(インビジブル・エア)』
―――――
 Fateシリーズでセイバーがエクスカリバーを覆い隠している風の結界。
 セイバーも言っているが、あまりの知名度とその目映さ故に、宝剣エクスカリバーは戦闘時でも不可視の結界に覆われている。伝説のアーサー王にとってはエクスカリバーこそが王たる証だったため、当然この設定も元ネタは存在しない。
 
―――――
□宝具『全て遠き理想郷(アヴァロン)』
―――――
 エクスカリバーの鞘。剣と同様に妖精が鍛え、与えたものである。
 傷を癒す魔法がこめられており、この剣を持つ者は戦場で血を流すことはなく、決して死ぬことはないとされる。
 
 湖で乙女の手から光輝く宝剣を手に入れたアーサーに、マーリンが「剣と鞘と、どちらが大事か?」と問いかけると、アーサーは「当然、剣だろう」と話す。だがマーリンは「決して鞘をなくさないように……」と助言した。
 中国の諸子百家の説話のような問答だが、この鞘こそが最も失ってはならないものだと、マーリンもわかっていての発言だったのだろう。結果的に、妖精に鞘を奪われてしまったためにアーサーはモードレッドとの戦いで深手を負って逝ってしまった。
 ちなみに物語では、上のようにマーリンに失くすなと念を押されたはずなのに、アーサーはたびたびこの鞘を敵に奪われる。エクスカリバーも奪われる。まぁ後でちゃんと取り返すのだが。
 
 Fate内でも上の逸話に沿ったのか、エクスカリバーのランクがA++なのに対してアヴァロンはEXランクの宝具となっている。実際にセイバーが不老不死になったり、真っ二つにされた士郎が体内に埋め込まれた鞘の能力で再生できるなど、元ネタ以上に凄まじい能力を誇った宝具なのは間違いない。
 TYPE-MOON Wikiによれば「真名解放を行なうと、数百のパーツに分解して使用者の周囲に展開され、この世界では無い妖精郷に使用者の身を置かせることであらゆる攻撃・交信をシャットアウトして対象者を守る。それは防御というより「遮断」であり、この世界最強の守り。魔法の域にある宝具で、五つの魔法さえ寄せ付けず、多次元からの交信は六次元まで遮断する。」とのこと。……奈須きのこ氏に"最強"などと言わせるものは世界でも数えるくらいしかない。
 
 名前の由来は死期を悟ったアーサーが旅立ったとされる伝説の楽園、もしくは妖精の国『アヴァロン』から。
 アーサーの墓石には「ここに過去の王にして未来の王アーサーは眠る」を彫られており、いつか傷を癒したアーサーがブリテンの地に王として帰ってくるとされている。
 夢を壊すようだが、史実上のアヴァロン(リンゴのなる島)はイギリスのグラストンベリのことであり、ここの修道院の墓地からアーサーとグィネヴィアらしき遺骨が発見され、今では簡素な墓もあり、観光スポットとなっている。
 
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[[Fateシリーズ英霊・宝具元ネタまとめ]]

■アーチャー
真名:ギルガメシュ
出身:ウルク朝
パラメータ 筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:A 宝具:EX

―――――
□人物
―――――
 "英雄王"ギルガメシュ。
 歴史の授業で教科書か資料集の必ずどこかには載っているだろう『ギルガメシュ叙事詩』の主人公。
 古代メソポタミア文明、シュメール初期王朝の王。シュメールの王名表によれば127年在位したらしい。どうやら実在の人物らしいが、偉大な王であったために神格化され、叙事詩として語り継がれたようだ。Fate関連では古バビロニアの王と表記されることが多いが、これは厳密には間違いである。
 また、ギルガメシュがウルクの王であるのと同様に彼の父もウルクの王であるため、"英霊の中では"世界最古の王という但し書きが必要かもしれない。
 
  --以下『ギルガメシュ叙事詩』のあらまし--

 ウルクの王ギルガメシュは、3分の2が神で3分の1が人間と言う人物であった。
 ギルガメシュは非常に雄々しく輝かしい姿で、力も万人に優れ、かなう者などいなかった。そのためギルガメシュは暴君となり、民を苦しめた。民の嘆きを聞き届けた神は、ギルガメシュの競争相手として粘土から野人のエンキドを造った。彼らを戦わせ、ウルクの民に平和をももたらそうと考えたのだ。
 エンキドの噂を聞いたギルガメシュは、エンキドの力を弱らせるために彼に娼婦を与えた。エンキドは女と過ごすうちに人間の姿となり、力が弱くなった代わりに思慮を身につけた。言葉を解せるようになった代わりに獣と心を通わせることができなくなった。
 人間となったエンキドに娼婦はギルガメシュのことを教えた。友達がほしかったエンキドは、彼と力比べをするためにウルクへと向かった。
その後、ギルガメシュとエンキドは力比べをするが決着がつかず、やがて2人は友人となった。
 ギルガメシュとエンキドはメソポタミアにない宝を求めて方々を旅し、やがて宝を守るフンババという怪物をみつける。神はフンババから宝を奪うことを許さなかったが、2人は神の意に背いてフンババを殺し、宝を持ち帰った。
 
 ギルガメシュはフンババの首を持ってウルクを凱旋した。その後はかつてのように暴君として振舞うこともなくなり、髪を濯ぎ、身を清め、王の衣装を纏い、冠を戴いた彼の姿はとても美丈夫なものとなった。これを見た女神はギルガメシュに富と権力を与えることを約束し、熱烈にプロポーズするが、ギルガメシュはこれに全く心を動かすことはなかった。
 怒った女神は父神にたのんで天の雄牛をメソポタミア放って人を襲わせたが、ギルガメシュとエンキドは協力してこれを倒した。
 フンババに次いで天の雄牛までも殺してしまったギルガメシュとエンキドはついに神の怒りに触れてしまった。人間でありウルクの王たるギルガメシュは死を免れたが、元より神の意向により造られたエンキドは死んでしまった。
 
 ギルガメシュはエンキドの死を深く悲しむと同時に、自分と同じだけの力をもっていたエンキドさえも死んでしまうという事実に恐れを感じ、死の恐怖から逃れるために永遠の命を求める旅に出た。
 満足に眠ることさえも許されない冒険の果てにギルガメシュは、神の起こした大洪水から箱舟を作って逃げてきたウトナピシュティムという若い男と出会う。洪水を起こした神々でさえも恐れ、後悔を漏らすような嵐の中で、ギルガメシュは彼から不死の薬草のありかを教えられたのだった。
 ギルガメシュはウトナピシュティムに教えられたとおりに不死の薬草を手に入れた。そして薬草をウルクに持ち帰ってまずは老人に食べさせ、その後に自分も食べて若き日に戻ろうと決める。ギルガメシュはウルクへと帰ることにした。
 ウルクへと戻る旅の途中、ギルガメシュは泉を見つけて休息をとり、身を清めた。すると一匹の蛇が不死の薬草の匂いを嗅ぎつけ、音もなく忍び寄ると草を取ってしまった。
 薬草がなくなったことを知ったギルガメシュは再び悲嘆に暮れた。ギルガメシュは失意のうちにウルクへと帰り、人間として一生を終えた。

  ------------------------------------
 
 ウィキペディアで「ギルガメシュ」と検索すると真っ先に、ライオンを抱え蛇を捕まえた眼力の強い男のレリーフが出てくるが、これこそがギルガメシュである。このレリーフで握られている蛇が叙事詩内での不死の薬草を食べた蛇であり、不死となったことで、蛇は脱皮によって永遠に生き永らえるとされた。Fate/Zeroで時臣がギルガメシュ召喚に用いた聖遺物『世界で最も古い蛇の抜け殻』はこれ。
 
 レリーフを見ればわかるが紀元前4千年の人間が金属鎧を纏っていたという事実はない。というか騎士でもなければ弓兵でもない。
 キャラクターデザインの元ネタはファミコンゲーム『ドルアーガの塔』の主人公ギルガメスに由来しているようだ。
 
 Fate内では傲岸不遜かつ傍若無人な"慢心王"として描かれているが、その態度や振舞いは叙事詩序盤のギルガメシュに通じるものがある。まぁFate内では慢心が行き過ぎて相手と同じ目線の高さになることすらも激しい屈辱と感じるようになってしまっているが。そのため彼は度々『低所恐怖症』などというタグをつけられる。

―――――
□能力
―――――
 Fate/Zeroにて単独行動スキル持ちだということが語られているが、具体的にどういう能力なのかよくわからない。マスターと別行動するサーヴァントなんて珍しくない気もするが……。

―――――
□宝具『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』
―――――
 バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣。
 ギルガメシュは空中に空間の繋ぎ目をつくり、そこから無数の宝具を目標にむけて投射する。
 使用者のもつ蔵に空間を繋げるため、他の者がゲート・オブ・バビロンを使ったとしても大して意味はないらしい。
 
 Fate内では、バビロニアにある彼の宝物庫には、世界中の宝具の原典を含めたあらゆる財宝が収められているらしい。あらゆる財宝が入っているので、出そうと思えば美酒や杯などなんでも出てくる。(もしかして:四次元ポケット)
 叙事詩内で具体的に彼の宝物庫について書かれた記述は少ないようだが、ギルガメシュはフンババの守っていた宝や天の雄牛のもつラピスラズリの角など、旅の中で様々な宝を集めて国へ持ち帰るため、この設定が生まれたのかもしれない。
 ちなみに某有名RPGにもギルガメシュに似た名前の武人(?)や刀剣マニアが登場するが、「名立たる宝剣をいくつも持っている(集めている)」という設定はやはりここに準じているのかもしれない。
 なお、ギルガメシュは現代に出現した当初から宝物庫の財宝に加えるべき宝が現代にあるかどうかを気にしていたり、時臣から財宝にとアゾット剣を貰ったりと、英霊となっても宝物庫の中身を増やせるらしい。

―――――
□宝具『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』
―――――
 かつて混沌とした世界から天地を分けたとされる一撃。ギルガメシュ叙事詩の中にこの元ネタは存在しない。
 名前の由来はバビロニア神話の創世叙事詩『エヌマ・エリシュ』から。
 叙事詩『エヌマ・エリシュ』自体はバビロニア・ハンムラビ王の時代に書かれたものとされているため、実はギルガメシュ本人よりも後出の物語である。
 
 Fateシリーズ内ではギルガメシュが『乖離剣エア』から放つ究極の一撃である。

―――――
□乖離剣エア
―――――
 『乖離剣エア』はギルガメシュがそう呼んでいるだけであり、正式な名称は存在しない。
 
 エアとは叙事詩『エマヌ・エリシュ』内に登場する原初の神々の中でも最も強かった神の名。エアは混乱を企てた神々を滅ぼし、やがて神々の首領となった。だがエアの子マルドゥクはエアよりも遥かに強く、マルドゥクによって神々は滅ぼされ、原初の大神の遺骸の上に世界が形成された。生き残ったエアの仲間の神々は新たなる労働力の人間がつくられるまでマルドゥクのために働かされ続けた。
 
 上ではエアは神の名であり武器を指すものではないが、ヒッタイトの神話『ウルリクルミの歌』では、知識の神であり水神であるエアの持つ青銅の剣または銛が、世界のはじめに天と地を切り離したと言われているため、おそらくこれが元ネタなのだろう。
 オリンポスの神話では、「エアの剣はヒッタイト王国にある神の宝物庫に収められた」とされている。
 
 Fateでの形状はどうみても剣というよりは突撃槍。刀身が赤く輝いてドリルのようにも見える。武内崇氏によれば、本当にドリルを意識してデザインしたらしい。
 理由はわからないが『無限の剣製』をもってしても複製することはできないそうだ。これにはFateファンの間で諸説あるが、エアは他の宝具とは一線を画した神造兵装らしいので、そこが関係しているのかもしれない。

―――――
□『天の鎖(エルキドゥ)』
―――――
 「神を律する」と謳われる鎖。
 Fate内では神性の高い相手を拘束する力を持つ宝具として登場する。
 これもギルガメシュ叙事詩の中には原典と思われるものが存在しない。
 だが名前の由来はギルガメシュの親友『エンキド』から。
 某有名RPGでも、エンキドゥの名で獣人だったり狗だったりの形で登場している。

―――――
□宝具『絶世の名剣(デュランダル)』
―――――
 ギルガメシュがゲート・オブ・バビロンによって取り出した武器の一つ。
 Fate内で宝具の原典と説明されていたが、フランスの叙事詩『ローランの歌』に同名の名剣が登場する。
 
 叙事詩内のデュランダルはフランク王に使える12騎士「パラディン」の筆頭たるローランの剣。"不滅の刃"や"不滅の聖剣"とも呼ばれる。柄に聖遺物が入っているため常に神の加護を受けていた。エクスカリバーの例に漏れず、妖精または天使が鍛えた名剣であり、どれだけの戦を経ても輝きと切れ味が失われることはないらしい。
 晩年、窮地で死を覚悟したローランは、デュランダルが敵の手に渡ることをおそれ、岩に打ちつけて剣を砕こうとした。だが岩に叩きつけても投げつけても刃は欠けることすらなく、逆に岩が真っ二つに割れてしまったそうだ。
 結局破壊できなかったため、伝説では今もピレネー山脈のどこかに隠されているらしいが、ギルガメシュの持つ剣がこれの原典なのかは正式にはわかっていない。

―――――
□ハルペー
―――――
 ギルガメシュがゲート・オブ・バビロンによって取り出した武器の一つ。
 オリュンポス十二柱の一柱ヘルメスから与えられた、ギリシャの勇者ペルセウスがメドゥーサの首を切り落とした際に使われた剣というか小型の首切鎌。
 片手で振りまわせる大きさの鍵爪状の武器で、剣よりは鎌、鎌よりは錨に近い。大きく湾曲した刀身の内側に刃が付いており、ショーテルのような使い方のほうが向いていたのかもしれない。
 なおハルペーはこの形状の武器全般を指す名称であり、ペルセウスのハルペーがなんという名なのかはわからない。

―――――
□宝具『ヴァジュラ』
―――――
 ギルガメシュがゲート・オブ・バビロンによって取り出した武器の一つ。
 よくわからないが稲妻のようなものが飛び出し敵を貫く。
 元ネタは古代インド神話の雷神インドラの武器あるいは技。
 武器の場合の形状は、棒状の柄の両端に槍状の刃が付いた物。わかる人はツインビームトライデントのようなものを想像してくれればいいかもしれない。原典を辿ろうとすると剣だったり鈍器だったりただの雷光だったりするが、おおよそは槍およびポールウエポンの類と認識されている。
 
 ちなみに、天空の城が舞台の某国民的アニメ映画のワンシーンで、謎の超古代兵器で地上一帯を吹き飛ばした大佐の台詞を憶えているだろうか。
「旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね」
 この『インドラの矢』がヴァジュラである。
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[[Fateシリーズ英霊・宝具元ネタまとめ]]

■ランサー
真名:ディルムッド・オディナ
出身:アイルランド
パラメータ 筋力:B 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:D 幸運:E 宝具:B

―――――
□人物
―――――
 "輝く貌"ディルムッド・オディナ。
 フィアナ騎士団の一員。どちらかといえば彼自身よりも彼の持つ2本の槍のほうが有名だろう。
 出典はケルト神話の中にある。
 
  --以下『フィアナ神話』のディルムッドのあらまし--
 
 まだ歴史が神話の中でしか語られていなかった時代、ダーナ神族のヌアダの曾孫フィンがひとつの騎士団を設立した。これがフィアナ騎士団である。フィアナ騎士団は国王に雇われるという形で騎士の任に就く、どちらかといえば傭兵団のような組織だったが、厳しい戒律、訓練、入団条件と確かな組織化により、忠義と誠実を重んじる戦士達の集まりとして国王をはじめとした人々から信頼と尊敬を集めていた。
 さて、フィアナ騎士団に凛々しく武術に優れたディルムッドという若者がいた。彼の母は妖精王の家来との間に不義の子を産み、怒ったディルムッドの父はその子を踏み殺してしまう。するとその子の亡骸から一匹の猪が現れ「いつかドンの息子ディルムッドを殺して復讐する」という予言残して姿を消した。
 
 ある日、フィンの花嫁として諸侯の娘グラーニャが宮廷を訪れた。しかし若いグラーニャはフィンの息子のオシーンに目をとめ、自分の愛を受けて欲しいと頼んだ。オシーンが拒絶すると、彼女はディルムッドに同じ頼みをした。
 グラーニャの頼みを断り切れないディルムッドは、フィンと敵対してしまうことを承知でグラーニャを連れて出奔した。怒ったフィンを追手を差し向けるが、ディルムッドは方々に身を隠し追手を討ち払いながら、グラーニャに対しとても誠実で献身的に尽くした。
 やがてフィンとディルムッドは和解を果たし、フィンは違う娘と結婚した。ディルムッドは騎士団に復帰し、グラーニャと幸福に暮らし、4人の息子にも恵まれた。
 
 ある日ディルムッドは、フィアナの騎士たちが猪狩りをしているのを目撃する。自分も武器を持って参加することにしたが、ゲイ・ジャルグを持って行けというグラーニャの忠告を聞き入れずに彼はゲイ・ボーを持って行った。結果、ディルムッドは巨大な猪の牙で撥ね上げられ、瀕死の重傷を負ってしまった。
 だが幸い近くに傷を癒す聖水の泉があり、フィンがディルムッドに聖水を汲んで持っていこうとするが、グラーニャを連れされれた恨みから、二度にわたって聖水をこぼしてしまう。ようやくフィンが聖水を汲んで行ったときには、すでにディルムッドは逝ってしまった後だった。
 
 ディルムッドの死に嘆き悲しむグラーニャだったが、フィンが月日をかけて優しく慰め求婚すると、彼女はフィンの妻になることを承諾する。その後、グラーニャはフィンの元で死ぬまで暮らした。
 
  ------------------------------------
 
 出身地や性格、人生を振り返ってみるに、なるほどセイバーとは良い友達になれそうだ。
 Fate/Zeroでは、ランサー自身は今度こそ忠義に従って戦おうと心に決めているのだが、マスターであるケイネスはディルムッドの物語を知っているため、彼を信用できずに辛い仕打ちを与える。
 せっかく英霊として現界したのに、彼が笑顔を見せたのはほとんどセイバーと決闘している時くらいだった。
 可哀相すぎてランサーを見ていられない。

―――――
□能力
―――――
 Fate/Zeroにて"魔貌"と言われるほどの美貌の持ち主。
 右目の下に泣き黒子に魅了の呪いがかかっている設定は神話の通り。
 
 さすがは三大騎士というべきか、神話のディルムッドは二槍のそれぞれと対になる二振りの剣を持っていた。ケイネスはディルムッドをランサーとしてではなく、セイバーとして召喚したかったのかもしれない。

―――――
□宝具『破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)』
―――――
 赤い長槍。
 Fate/Zeroの設定と同じく、どんな魔法も打ち破ることができる魔槍。
 生前、猪狩りに赴くディルムッドにグラーニャはこれを持って行くように忠告したが、彼をそれを聞こうとしなかった。なぜこれを持って行くよう言ったのかも、なぜ忠告を聞かなかったのかも今となってはわからないが、相手が死者の怨念により生まれた大猪だと知っていれば彼もこっちを選んだことだろう。

―――――
□宝具『必滅の黄薔薇(ゲイ・ボー)』
―――――
 黄の短槍
 Fate/Zeroの設定と同じく、この槍によってつけられた傷は通常の方法では癒えることがない。

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□モラルタ・ベガルタ
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 ディルムッドの持つ2本の剣。宝具ではないが神話のディルムッドの愛剣である。
 モラルタが大なる激情、ベガルタが小なる激情の意をもつ。
 彼の養父である妖精王エーンガスから与えられたもので、例の通り欠けることのない鋭い刃をもつ。
 Fate/Zeroでは、ランサーは剣の類を持っていない。槍と違ってはっきりとした能力の紹介がなかったために宝具足り得なかったのかもしれないが。
 
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[[Fateシリーズ英霊・宝具元ネタまとめ]]

■ライダー
真名:イスカンダル
出身:マケドニア
パラメータ 筋力:B 耐久:A 敏捷:D 魔力:C 幸運:A+ 宝具:A++

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□人物
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 "征服王"イスカンダル。
 どうしてもこの名前は宇宙の彼方を連想してしまうが、マケドニア覇者アレキサンダー大王のことである。真名はアラビア語やペルシア語の読みによるもの。
 彼は伝説の英雄であると同時に歴史上の重要人物なので、私が下手に纏めるよりも歴史の教科書やウィキペディアでも参照したほうが確かだとは思うが一応偉業を振り返ってみた。
 
  --以下『アレクサンドロス3世』の活躍--
 
 アレクサンドロス3世はフィリッポス2世の子として生まれ、哲学者アリストテレスが家庭教師となって彼に学を教えた。
 アレクサンドロスは父王の下で一軍の将として戦い武功を挙げたが、ギリシア制圧直後に父王が暗殺されてしまう。
 20歳で王として即位することとなったアレクサンドロスは、父王暗殺に混乱するギリシアを再び治めるため、まずマケドニアを掌握、続けて各方面に遠征を繰り返し、即位から2年足らずで再びキリシア全域の覇権を握った。
 
 アレクサンドロスはギリシアに飽き足らず、父の夢であったペルシア遠征を計画する。
 ペルシアに進軍したマケドニア軍3万8千は、ペルシアの軍を次々と打ち倒し、ダレイオス3世率いる10万の敵兵をも打ち破った。このときペルシアから和睦の申し出を受けるも、彼はダレイオスの母、妻、娘を捕虜にして申し出を拒否。さらに進軍を続けた。
 
 ペルシアを一度抜けたマケドニア軍は、シリア、フェニキアを制覇し、エジプトに侵入した。
 そこでアレクサンドロスはファラオとして認められ、ナイル河の近くに都市を建設した。これが現在のアレキサンドリアの起源である。
 
 ペルシアに戻ったマケドニア軍4万7千は、20万とも30万ともいわれるダレイオスの軍を打ち破り、ダレイオスを取り逃がしたもののペルシア中枢の都市を徹底的に破壊した。
 翌年、ダレイオスは側近ベッソスに暗殺されてしまう。アレクサンドロスはベッソスを攻め滅ぼし、彼を公開処刑した。そしてダレイオスの遺骸を丁重に葬ったという。
 だが、この頃からアレクサンドロスの友人であり側近であった将校の殺害事件やアレクサンドロス暗殺の陰謀など、一枚岩だったアレクサンドロスと部下たちとの間に隙間が生じ始める。ベッソス追討の際に侵入した中央アジアで、現地人との慣れないゲリラ戦に苦戦したことからも部下の士気が下がり始めていた。
 
 ペルシア征服後、アレクサンドロスはインドへと遠征するが、部下が疲労を理由に進軍を拒否したため、侵攻半ばで祖国へと帰還した。
 バビロンに戻ったアレクサンドロスは、次はアラビア遠征を計画していたが突然高熱に倒れ、「最強の者が帝国を継承せよ」と遺言し死去してしまった。おそらくマラリアだと思われる。
 残されたマケドニアは「最強の者」を決めるために4つに分裂、広大な国土を賭けて長きに渡る戦争を繰り広げる。
 そして戦争を繰り返すうちにアレクサンドロスの掌握した土地は他の国に征服され、彼の夢が果たされることはなかった。
 
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 アレクサンドロスの歴史は征服の歴史である。
 Fate/Zeroでは他者を顧みない奔放さと豪胆さ、おおらかさをもった豪放磊落な大男として描かれている。アレクサンドロスには数多くの逸話があり、そこから垣間見える彼の人柄が、このような性格として現れたのかもしれない。いくつかの逸話はウィキペディアにあるので、ぜひ参照してほしい。
 
 聖杯問答では臣下への後悔や不安、侮蔑を見せるセイバー、ギルガメシュに対して生前との変わらぬ臣下への信頼を見せた。アレクサンドロスの臣下たる将軍たちは、みな幼少期からアリストテレスの下で共に学んだ友人たちである。そのため部下との絆はセイバー、ギルガメシュと一線を画すものがあったのだろう。
 まぁ晩年のアレクサンドロスは臣下との確執は抱えていても最期まで忠誠を尽くしてくれた友だったわけで、臣下の裏切りと謀反により騎士団も国も失ってしまったセイバーと比べるのは酷なものがある。
 
 アレクサンドロスはその覇王を体現したような人生から、彼の死後もフィクションとして多くの物語が綴られた。その中ではよく雄牛のような角をもつ双角の王として半ば神格化されているが、Fate/Zeroにはその設定は使われていないようだ。
 
 Fate/Zero内のイスカンダルは「勝利してなお滅ぼさぬ。制覇してなお辱めぬ。それこそが真の"征服"である!」と説いているが、史実上ではペルシア中枢都市を陥落させた際に掠奪、虐殺、強姦といった破壊の限りを尽くしており、イスカンダルのキャラクター性を知った後だとこれが逃亡を図ったダレイオスに向けての見せしめや挑発だったのではないかと考えたくなる。

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□能力
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 当時の将軍というものは、現代のように後衛で陣を構えて大きく戦況を読むようなものではなく、自らが最前線として敵軍に挑み戦うのが常であった。アレクサンドロスも例外ではなく、どの戦場でも先陣をきって戦ったとされる。そのため彼も戦場で幾度も重傷を負うが、にも拘らずこれほどの戦場を駆けてなお戦死しなかったことは、彼が戦士として優れていたという証だろう。
 
 アレクサンドロスは好奇心が強く知識欲が旺盛で、征服した地域の文化や学問を積極的に吸収した。東方遠征後は異国の戦術や兵法の導入を強く推進しようとした。Fate/Zeroでも戦車や戦闘機の性能を吟味したり、太平洋戦争を舞台とした戦略シミュレーションゲームを(勝手に)購入して遊んだりと、そういった点は変わっていないようである。
 
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□宝具『遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)』
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 2頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)で神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)を牽引し敵を蹂躙する走法。ややこしいがこれは走法の名を指すものでありこれ自体が宝具。
 イスカンダルがライダークラスとして召喚された理由はこれだと自分で説明している。何の性能なのか地面だけでなく空までも縦横無尽に走り回ることができる。

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□神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)
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 ゴッド・ブルに牽引されるチャリオット。
 チャリオット型宝具と紹介されるが、イスカンダルの宝具は『遥かなる蹂躙制覇』と『王の軍勢』であると説明されているため、このチャリオットは宝具というよりは『遥かなる蹂躙制覇』の宝具の一部だと考えたほうがわかりやすい。
 
 この戦車はフリギアの王ゴルディアスがオリュンポスの主神ゼウスのために献上したもので、ペルシア領の都ゴルディオンの町の中心に祀られていた。戦車は"ゴルディアスの結び目"と言われる複雑に絡み合った縄で結わえられており、「この結び目を解いたものがアジアの支配者になる」という伝説が伝えられていた。
 その伝説を耳にしたアレクサンドロスは腰の剣を振り上げ、一刀のもとに結び目を切断し、「運命とは伝説によってもたらされるものではなく、自らの剣によって切り拓くものである」と兵たちに宣言した。
 この伝説にはいくつか異なる解釈があり、アレクサンドロスは結び目を固定していた留め針を引き抜いて紐の両端を探り当て、普通に結び目を解いたという主張もある。この「結び目」は王と神官に伝わる宗教的な暗号だった可能性があり、ゴルディアスの神話の起源がマケドニアにあることから、マケドニアの王であるアレクサンドロスによって解かれたというものだ。
 いずれにせよ、彼は戦車を手に入れ、予言の通り一度はアジア西側の支配者となった。

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□飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)
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 ゴルディアス・ホイールを牽引する雷牛。地面だろうと空中だろうと蹄から雷撃を放って疾走する。
 残念ながらゴッド・ブルに関しては具体的な元ネタを発見することも似たようなアイテムを強引に結び付けることもできなかった。
 だが『神威の車輪』の持ち主であったゴルディアスが牛車で旅をしていたこと、この地域では牛は神聖な生物として信仰の対象となっていたこと、そして主神ゼウスが雷を司る天空神であったことからこの設定に落ち着いたもの考えられる。

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□キュプリオトの剣
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 イスカンダルの愛剣。
 かつてキュプリオト族の王からの献上された宝剣で、柄の部分に獅子の意匠が施されている。魔力剣や礼装ではないが、名剣の例に漏れず強靭で錆びつかない。
 形状はスパタ。ローマの騎兵隊がよく使用した剣で、馬上でも扱いやすい無骨ながらも軽量なロングソードである。
 
  Fate/Zeroでは武器としても使われるが、『遥かなる蹂躙制覇』や愛馬ブラファケスを召喚する際にも使われる。

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□ブケファラス
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 イスカンダルの愛馬。
 大きな黒い馬で、額の星が牛の角の形であったことから、牡牛の頭の意でこの名前がついた。
 伝説では本当に角が生えていたともいわれる。
 
 元はテッサリアからフィリッポス2世への貢物として贈られたものだったが、暴れ馬で誰も乗りこなせる者がいなかった。この馬が自身の影に怯えていることに気付いたアレクサンドロスは、父王と賭けをして見事馬を落ち着かせ、自らの愛馬とした。
 
 ブケファラスはアレクサンドロスと数々の戦場を駆けるが、パンジャーブ地方の王との戦争で戦死してしまう。アレクサンドロスはブケファラスを埋葬し、その地にブケファラという名の都市を築いた。

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□王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)
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 イスカンダルのもつ固有結界。数少ないEXランクの宝具のひとつである。
 対象を広大な荒野と砂漠の世界に引きずり込み、生前の彼の近衛兵団を連続召喚して一斉に突撃する。
 彼は魔術師ではないが、仲間全員と心象風景を共有することで魔力の消費を軽減しているらしい。よって軍勢が減ると負担が大きくなり、減り続ければ結界は崩壊する。
 召喚された将兵は一人ひとりが英霊。全員がE-ランクの単独行動スキルをもったサーヴァントであり、マスター不在でも戦闘できる。
 
 イスカンダルと臣下との絆を象徴する宝具だが、『ギリシア奇談集』の中でアレクサンドロスは部下に対して、軍人らしいという理由でペルディッカスを、軍の統率において優れているという理由でリュシマコスを、勇敢だという理由でセレウコスを憎んでいた(妬んでいた)ともある。
 戦士であり、指揮官であり、王であろうとする彼の胸中にも難しいものがあったのかもしれない。
 
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